はじめまして、IVANKA広島の藤井です。
これから美容師としての知識と経験を活かし、皆さんの髪に役立つ情報をお届けしていきます。
毎日のヘアケアからサロンならではのプロの技術まで、幅広くご紹介しますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
本日は、美容師の視点から「意外と知らない正しいシャンプー&トリートメントの使い方」をお伝えしたいと思います。
シャンプーとトリートメント、正しく使えていますか?

「毎日シャンプーしているのに、髪のパサつきやベタつきが気になる」「トリートメントを使っても効果を感じにくい…」そんなお悩みはありませんか?
実は、シャンプーやトリートメントの使い方を少し工夫するだけで、髪のコンディションは格段に変わります。美容師目線で、今日から実践できる正しいヘアケア方法を解説していきます。
正しいシャンプーの手順

まずは予洗いをしっかり
シャンプー前に、ぬるま湯(38℃前後)でしっかりと髪と頭皮をすすぎましょう。約1〜2分間、指の腹を使ってやさしくマッサージするように流すことで、汚れの約7割は落とせます。
シャンプー剤は手のひらで泡立てる
シャンプーを直接髪につけるのではなく、手のひらで軽く泡立ててから使いましょう。泡立ちが悪い場合は、一度軽く洗ってから2度洗いすると、髪と頭皮に負担をかけずに汚れを落とせます。
頭皮をやさしく洗う
シャンプーは髪ではなく「頭皮を洗う」意識で行うのがポイント。指の腹を使い、地肌全体をマッサージするように優しく洗いましょう。
【注意】
- 絶対に爪を立てない。
- ゴシゴシと力を入れすぎない。
シャンプーの種類別の洗い方
無添加シャンプーの場合
- 一度目のシャンプーは、優しくゆっくりと髪に指を通し、撫でるように洗います。
- 二度目のシャンプーは、頭皮を優しく押さえるように洗い、2〜3分放置した後で洗い流します。
添加物・シリコン入りシャンプーの場合
- 頭皮を洗わず、髪を中心に洗います。
- シリコンは髪の表面をコーティングするため、頭皮につくと毛穴詰まりの原因になる可能性があります。
しっかりすすぐ
シャンプー後は、泡が残らないようにしっかりすすぎます。すすぎ残しは、頭皮トラブルやベタつきの原因になるので、最低1〜2分は時間をかけましょう。
シャンプーの頻度
- 基本的には毎日シャンプーして、頭皮や髪の汚れを落とすのが理想。
- ただし、洗浄力の強いシャンプーを使用する場合は、1日おきにするのもOK。
- 乾燥しやすい人や敏感肌の人は、洗浄力がマイルドで保湿成分が豊富なシャンプーを選ぶのがおすすめです。
トリートメントの正しい使い方

余分な水分を取る
トリートメントをつける前に、軽くタオルで水分をオフするか、手で水気をしぼります。水分が多すぎると、トリートメントが髪に浸透しにくくなります。
中間〜毛先に塗布する
トリートメントは頭皮にはつけず、髪の中間〜毛先を中心に馴染ませます。根元につけるとベタつきの原因になるので注意しましょう。
トリートメントを塗布し3〜5分おくと効果アップ
すぐに洗い流すのではなく、3〜5分放置すると浸透力がアップします。ヘアキャップや蒸しタオルを使うと、よりトリートメントの効果を高められます。
ぬるま湯でしっかりすすぐ
最後はぬるま湯でしっかり洗い流します。流しすぎると効果が減りますが、ぬるつきがなくなる程度まで流しましょう。
【注意】
- 油分の多いトリートメントが肌につくと、背中ニキビの原因になることも。しっかりすすぐことが大切です。
髪を洗った後は、必ずドライヤーで乾かす

ドライヤー前にブローローションを使う
ドライヤーの熱は髪に負担をかけるため、ブローローションを使って髪を保護するのがおすすめです。
根元から乾かす
髪の根元を先に乾かすことで、ボリューム感を出しながら時短にもなります。
根元が乾いたら根本から毛先に向けて、キューティクルが閉じるように指を通しながら乾かしましょう。
ドライヤーの距離は20cmほど離す
熱を一点に集中させず、適度な距離を保ちつつドライヤーを動かしましょう。
髪が8割ほど乾いたら冷風に切り替える
仕上げに冷風をあてると、キューティクルが引き締まりツヤが出ますよ。
正しい乾かし方を習慣にすれば、髪のダメージを最小限に抑えながら美髪をキープできます。
それでは皆様、正しいシャンプー&トリートメント、そしてドライヤーの使い方を実践して、髪本来の美しさを引き出しましょう。
これからも、美髪を目指す皆さんのために役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。